今回、当社オリジナルの内容を盛り込んだ「志摩観光ホテル ザ・クラシック&大阪マリオット都ホテル」3日間のツアーを作成いたしました。
ツアー作成にあたり、現地スタッフと打合せと下見に行った際のレポートになります。
近鉄が誇る豪華観光特急「しまかぜ」で伊勢へ
新幹線を京都駅で降り、2013年3月に登場して以来、関西のみならず日本を代表する観光特急として、変わらぬ人気を集めている観光特急しまかぜへ乗り換えて伊勢へと向かいます。
久しぶりに入線してくるブルー&ホワイトカラーのしまかぜを見て胸が高鳴る思いです。
今回は乗客が少なかったので先頭の展望車両へお邪魔して景色を眺めてきました。
登場から8年を過ぎた今でも上質なプレミアムシートの座り心地は最高です。
このシートがしまかぜの標準仕様なのでそのクオリティの高さに改めて驚きます。
しまかぜを降りた宇治山田駅では珍しいバスの転車台も見かけました。
1994年まで賢島行のバスにホームから直接乗り換える際に利用していたそうです。
日本人のこころのふるさと伊勢神宮へ
伊勢神宮の正式名称は「神宮」
内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)が有名ですが、伊勢志摩地区には大小様々な社が点在しその数は125社から成る神社だそうです。125社のうち内宮・外宮と、両宮と関わりの深い14の別宮では20年に1度社殿を建て替えご神体を遷す式年遷宮が行われます。
創業1969年で70周年を迎える歴史と伝統の「志摩観光ホテル」
今回の視察のメインのひとつである「志摩観光ホテル」へ
到着してまず感じたのがホテルとそこに働くスタッフ方々の重厚さ、しかしながら決して居心地が悪いわけではなくこれが老舗ホテルの雰囲気なのでしょう。
仕事柄多くのホテル、旅館に泊まってきましたが、ここまでの雰囲気を持つホテルは数多くありません。
早速ホテル方に館内を案内していただき、その中でまず目に映るのは至る所から望む英虞湾の絶景です。
リアス式海岸の美しい景色が眺めらるように配置された窓から眺める景色は忘れられないものになるでしょう。
ホテルスタッフと巡る志摩観光ホテルの歴史
歴史あるホテルは数多くありますが、館内の案内をしていただきながらホテルの歴史について学べるところは多くありません。
その中でも特に見ごたえがあるのが、創業時からの歴史を伝える「ザ・クラブ」
1969年創業の「ザ・クラシック」とあわせて昭和を代表する建築家・村野藤吾氏のデザインによるものです。
現在は宿泊はできず、カフェバーと鉄板焼きの営業のみになりますが、存在感のある太い松材を利用したロビーなど見ごたえ十分です。
今回のツアーではホテルチェックイン後に志摩観光ホテルの歴史とサミットの裏話などを聞きながら館内を巡る特別コースになっています。当日のご案内をお楽しみください。
各国の首脳が絶賛したフランス料理を頂く
夕食はホテル内のレストラン「ラ・メール・ザ・クラシック」にて。
2016年伊勢志摩サミットでワーキングディナーを担当した総料理長樋口宏江氏が厳選したホテル伝統のフランス料理の夕食を頂きました。
世界に認められた「鮑ステーキ」をはじめ「伊勢海老アメリカンソース」など海の幸を贅沢に使用した内容です。
お時間のある方はぜひ「ザ・ベイスイート」へも足を運んでください。
古き伝統を感じさせる「ザ・クラシック」と対照的な洗練された雰囲気の「ザ・ベイスイート」
ホテルの車で送迎も行っていますが、お時間があればゆっくり歩いても15分程度で行くこともできます。約9,000粒もの真珠を使ったロビーのシャンデリアやサミットでも有名になった屋上庭園、また「ザ・クラシック」とは趣の違うゲストラウンジご利用いただけます。
新たな観光モデルを感じさせる「VISON」(ヴィソン)
日本最大級の商業リゾートとして2021年4月に第一期オープンしたVISON
視察した時はまだホテルなど建設中でしたが、7月20日からのグランドオープンに向けて着々と完成に近づいていました。
その中で、ミシュランガイドパリ一つ星シェフの手島 竜司氏が手掛ける日本最大級の産直市場「マルシェ ヴィソン」を中心に見学してきました。
当日はまだ建設中でしたが、ツアーでは老舗鰻卸問屋が経営する「うなぎ四代目菊川」にて一本鰻の昼食をご準備いたします。